雨にぬれても

その時々の心の残ったものの記録が主な内容になるかと思います。音楽に関する話が多くなりそうです。

音楽史観について

先日、「100年のジャズを聴く」という本について、 「ジャズの「正史」はひっくり返されてます。「頑固なジャズおやじ」は読んではいけない。これは最近ジャズを聴きだした、これからジャズを聴いていこうという人のための本です」 という読者のレビューがネ…

僕の好きな坂本慎太郎の作詞仕事

僕がtwitterで現在使用しているスクリーンネーム「高本康成」は本名ではない。僕が好きな作詞家5名、具体的には 堀込”高”樹、松”本”隆、坂”本”慎太郎、小西”康”陽、菊地”成”孔 の名前から一文字ずつ拝借している。 今回はそのうちの一人、坂本慎太郎の作詞仕…

Cornelius「あなたがいるなら」

歌詞については以下の記事をお借りします。 僕がブログ記事を書く時、「書こう」と心に決めてから腰を据えて文章を考える場合と、何かしらの対象に突き動かされるように文章を書く場合がある。 今回は完全に後者の場合で、アーティスト単位、アルバム単位で…

私的年間ベストアルバム2016

例年だと少なくとも上位3枚くらいはあまり揺るがない感じで決まっていたのだが、今年は色々なアルバムを聴く度にそれをどの順位に置くかがコロコロと変わった。思い切ってえいや!と公開したものの、明日の自分はこの並びで良かったのか疑問に思っていること…

映画「この世界の片隅に」を観て

【あらすじ(wikipedia引用)】 1944年(昭和19年)、絵が得意な少女浦野すずは広島市江波から呉の北條周作のもとに嫁ぐ。戦争で物資が不足する中、すずは不器用ながらも懸命にささやかな暮らしを守るが、軍港の呉はたびたび空襲を受けるようになり、1945年(…

サニーデイ・サービス「Dance To You」

私は今年30歳になった。当然、年を重ねるごとに肉体的、精神的な変化がある。 それが私の音楽の嗜好にどの程度影響しているのかは定かではないが、音楽が心に深く作用するものである以上、メンタリティに変化があれば当然無関係とは言えないはずだ。 さて、…

ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier) 「In My Room」

あらゆる楽器を自身で演奏し、マイケル・ジャクソン、カーペンターズ、スティービー・ワンダー、ジョージ・ガーシュインなどの曲のカバーをYouTubeにアップして話題になっていたジェイコブ・コリアーのデビューアルバム。 クインシー・ジョーンズが惚れ込み…

2016年上半期の気に入ったアルバム

自分の中では旧譜とのバランスをとって新譜を聴いているつもりでも、なんだかんだとそれなりの枚数の新譜に触れることが出来てしまっているのだから、改めてApple Musicの影響の大きさと感じている。有難いやら申し訳ないやら…。 しかしながら、それでも新譜…

エグベルト・ジスモンチ(Egberto Gismonti)について

2012年頃からの再発や初CD化を機に聴きはじめたブラジルのミュージシャンで、主にピアノと多弦ギターを扱うエグベルト・ジスモンチ(Egberto Gismonti)について、浅学ではありますが自分のため記録の意味合いも含めて少し書いてみたいと思います。 ジスモン…

私的年間ベストアルバム2015

今年のリスニングの傾向を総括すると、高いプレイアビリティを前提とした、心の深いところに作用するような抒情的な何かを感じられる音楽に惹かれた一年だった。 そういう意味において、クラシック音楽とクラシックの教育をベースに持つ音楽家の作品がより身…

吉松隆 / サクソフォン協奏曲「サイバーバード協奏曲」

今年の下半期に入ってから、吉松隆の音楽を楽しんでいる。おそ松でもカラ松でもチョロ松でも一松でも十四松でもトド松でもなく、吉松である。 吉松氏は1953年生まれで2015年現在、62歳。 この時代に生まれた現代音楽の作曲家ならば、時代の流れとして無調音…

小田朋美「シャーマン狩り」

このアルバムは2013年の年末にリリースされたのだけど、それから今に至るまで全く飽きることなく、本当に数え切れないくらい聴いている。 今更ではあるけど、やはり僕にとって特別な作品だと感じたので、もっと沢山の人に聴いてもらいたいと思い、ブログに取…

2015年上半期の気に入ったアルバム

「上半期ベスト」というには分母が小さすぎるので、簡単に現時点で気に入ったアルバムを扱うということで…。 ・Kidsaredead - The Other Side Of Town Lamp染谷さんのレーベルBotanical Houseの2作目です。 ・cero - Obscure Ride ・Lauren Desberg - Twenty…

私的年間ベストアルバム2014

今年一年のリスニングの傾向を総括すると、去年一昨年くらいから、改めてポップスの面白さを感じた(というより、知覚出来る面白さの幅が広がった)ことに端を発する意識の変化をまだ引きずっている一年であったように思う。 端的に言うと、以前よりもボーカ…

私的2014年ベスト・アイドルソング15 + ベスト・アルバム

アイドル楽曲大賞の投票期間も終わり、それぞれがそれぞれのベストをある程度固めていらっしゃると思うので、僕も僕なりのベストを考えてみます。 総括として、元々興味を持っていたアイドルに関してはそれなりに追いかけたけれど、よく知らないアイドルの曲…